計算に飽きた人向けの大学数学 ~概念を言葉にする学問~ <県立大>
<授業概要>
計算ミスで点を落とした、公式の暗記が面倒くさい・・・そんなキミにオススメ!計算は(ほとんど)しません!必要なのは世界の法則に対する一般常識と想像力!キミは概念を理論的に表現できるか!?
<授業の方法と留意点>
「専門数学」ではなく「数学的思考」に焦点を当てた授業を行います。道具として大学数学の表現をその都度解説の上用います。ただし中学数学を理解していること。
<科目担当者>
秋田県立大学 システム科学技術学部 経営システム工学科 特任助教 齋藤裕
※昼食持参のこと
- 曜日・日時
- 日曜日集中 11:10~16:30
- 会場
- 秋田県立大学本荘キャンパス 由利本荘市土谷字海老ノ口84-4 電話:0184-27-2000
- 日時
- 第1講 10月22日(日)11:10~12:40 「大学数学の分野マップ概要とその背景、数学的記述法、←の例として”近い”の概念を数学的に記述する”εー近傍”の定義を読み解く」
- 第2講 10月22日(日)13:20~14:50 「中学数学レベルの巻子のグラフや図形(集合)の概念を数学の言葉で再定義する。内積のグラフと直交ベクトル、射影の概念を解説する。それらについて例題を挙げてイメージしてみる。関数のグラフをもとに”連続”の概念をεー近傍を利用して定義し、それを読み解く」
- 第3講 10月22日(日)15:00~16:30 「二次元実数空間における図形的な考察が可能な定理の証明をワークショップ形式で行う。まず定理の結論を紹介するので、それを得るための十分条件がどのようになるのかをグループで議論してもらう。挙がった条件をまとめ、反例や証明方法の見通しについての考察を行う。(厳密な証明は授業では行わず、記載されている文献の紹介または個別対応とする)」