「地域伝統文化総合活性化事業(文化庁)」の採択について

国際教養大学

このたび、「地域伝統文化総合活性化事業」に国際教養大学地域環境研究センター(CRESI)が申請していた事業計画「秋田県内における無形民俗文化財の調査研究」が文化庁において採択されました。CRESIでは、文化庁からの支援を受けながら、今後3年間に渡って事業を継続的に実施して参ります。
文化庁ホームページ 地域伝統文化総合活性化事業 ≪採択結果≫ PDF形式(304KB)
http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/chiikibunka/shinkou/sisaku/pdf/kasseika_saitaku_ver03.pdf
事業主体: 公立大学法人国際教養大学 地域環境研究センター(CRESI)
事業名: 秋田県内における無形民俗文化財の調査研究
平成22年度支援金内定額: 18,737,000円
基本理念: 消滅の危機に直面する秋田県内の民俗芸能の現状精査とデータベース構築
秋田県内には15(国内最多)の重要民俗文化財が存在するほか、それ以外にも集落単位で多様な民俗芸能が存在します。それらは、昭和・平成の市町村合併にもかかわらず、主に「大字」単位で綿々と継承されてきたものが多く、全国で最も高い高齢化率そして人口減少率(両方とも島根県に次いで2番目)と呼応するように多様な民俗芸能が消滅あるいは継承困難といった危機に直面しています。地域環境研究センター(CRESI)では、過去6年間、県内の様々な地域で集落調査を実施してきましたが、その過程で明らかになったのは、それら民俗芸能はここ5年以内にその記録を収集し整理しないと消滅してしまうということです。本事業では、それら消滅の危機にある民俗芸能に関する文献収集と聞き取り、写真・映像撮りによってこれらのデータベース構築を行います。また、県内の民俗芸能保存会の実態調査を行い、その過程で既に消滅、消滅の危機、準消滅の危機、10年後に消滅の危機、しばらくは継承、といった分類をしつつ、何故団体によって相違が生じるのかについても分析します。
基本方針:
本事業は、秋田県文化財保護室、秋田民俗芸能協会、県内自治体の教育委員会、調査対象地の郷土史研究家等と密接な連携を取りながら実施いたします。調査は自治体単位で行い、本事業で雇用する非常勤研究員補助二人が地域環境研究センター(CRESI)研究員の指導を受けながら3年間かけて秋田全県のフィールド調査を実施します。調査した内容はCRESIで整理、編集した後、調査対象地域の教育委員会、秋田県文化財保護室、秋田民俗芸能協会と共有します。また、毎年年度末には調査対象自治体で報告会を開催し、関係団体、自治体職員、そして地元住民に調査結果をフィードバックします。事業最終年度には秋田市内で3年間の調査結果を関係団職員、学校関係者、生涯学習担当者、公民館職員、そして一般県民向けに発表すべくシンポジウムを開催する予定です。

リンク

国際教養大学HP

資料

<<前のページに戻る

  • 単位互換授業
  • 高大連携授業
  • 各大学イベント
  • TEL018-825-5455

    FAX018-836-5388

    〒010-0001 秋田市中通2丁目1-51 明徳館ビル2階

    主催者はこちらへ

    利用者はこちらへ

  • 構成機関ONLY

ページの先頭へ