連載「キャンパスの風景」を更新しました【Vol.6「氷河期」】

秋田大学

連載「キャンパスの風景」を更新しました【Vol.6「氷河期」】

地球温暖化が危惧される一方で、今度は氷河期並み、なのだという。凍えそうになっているのは、大学生の就職状況の話だ。
 この春に卒業した大学生の就職率は91.8%(4月1日現在)だった。文部科学省と厚生労働省が調査したもので、就職氷河期といわれた2000年(91.1%)に次ぐ低さなのだという。新聞各紙の報道には「ミスマッチ」という活字。「中小企業は採用意欲があるが、学生の安定(大企業)志向が根強いことが背景にある」という見方だ。
 ふと、思い浮かべてみる。大手銀行、大手証券会社、大手航空会社……。わずか25年ほど前、そこに入社した仲間たちは「優秀な学生」であり、将来への不安を持つことなく仕事に臨んだ。彼らの格好いい名刺はコンパでももてた。しかし「安定」は本人たちが予期せぬ時期に崩れた。
 企業が求めている人材は常に決まっている。「優秀な人材」だ。優秀という定義は時として微妙に変化し、企業への「評価」は常に変動している。
 就職を決めたという91.1%の学生のうち、何人が「会社名」でなく「仕事」へのベストマッチとなるだろうか。秋田大学の就職率(5月1日現在)は97.4%だった。(高)
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http://www.akita-u.ac.jp/honbu/campus_scene/

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