大学コンソーシアムあきた事務局
10月12日(土)に秋田市中通のカレッジプラザ講堂において、第5回大学コンソーシアムあきた高等教育セミナーが行われました(主催:大学コンソーシアムあきた,世話人校:日本赤十字秋田看護大学・短期大学)。この日は台風19号接近により、秋田新幹線や一部の飛行機が運休するなど、交通機関にも影響が出ましたが、約50名の参加者にお集まりいただき、「学生エンゲージメント」をメインテーマに掲げて、予定どおり開催されました。
午後1時、大学コンソーシアムあきた企画開発部会委員(秋田大学高等教育グローバルセンター講師)吉沢文武氏の司会でセミナーは始まりました。はじめに主催者を代表して、大学コンソーシアムあきた運営委員長(秋田大学理事・副学長)志立正知氏より開催挨拶がありました。
挨拶に続いて、京都大学高等教育研究開発推進センター准教授の山田 剛史氏による基調講演「大学における学生エンゲージメントと自立を促す支援としかけ」、続いて共通テーマ「正課内外で学生の主体性や自立を促す組織的な取り組み」 をキーワードに、大学コンソーシアムあきた構成機関の4つの大学の教員より次の内容で、教育実践事例報告が行われました。
最後に発表者全員がパネルディスカッション形式で登壇し、フロアの参加者が質問や感想・意見などを各自のスマートフォンに表示した専用サイトから入力し、それらをリアルタイムでスクリーンに投影して登壇者が答えていくという、双方向の形式でディスカッションが実施されました。
参加者からは「何のための大学教育かについて改めて考える機会となった」「高等教育が抱える問題点に対するアプローチについて考えるきっかけになった」「各大学が、学生にとって魅力的な大学になるように、様々な取り組みを行っていることを知り、勉強になった」「ふだんは聞き慣れない“エンゲージメント”や、他大学の特徴について知ることが出来た」「リアルタイムで意見を吸い上げるツールを知り、さっそく自分の授業でも使ってみたい」など、これからの秋田県の高等教育の向上に向けて、とても意義のある内容として受け止められていることを、アンケートよりうかがい知ることができました。
山田剛史先生、事例報告の先生方、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
関連リンク:「第5回大学コンソーシアムあきた高等教育セミナー」開催のお知らせ